今年も岩手県陸前高田市で3泊4日の「わたみ自然学校」を開催し、小学校4年生~6年生35名が参加いたしました。陸前高田わたみ自然学校では、自然との触れ合いを通じて命や夢の大切さを学び、ワタミが運営するオーガニックランドでの収穫体験や三陸の海でのいかだ体験など様々なプログラムを行いました。ご応募いただきました皆様、お子様を送りだしてくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。
わたみ自然学校 スタッフ一同
岩手県陸前高田市(りくぜんたかたし)は、岩手県南東部にある、太平洋に面する市です。旧陸前国気仙郡に属し、隣接する同県大船渡市や宮城県気仙沼市とともに、三陸海岸のうち陸前海岸北部の中核を成す市です。
東日本大震災による津波で大きな被害を受け、復興や内陸への市役所移転など将来に備えた防災・減災に取り組んでおられ、また、北上山地の南端部に位置し、氷上山などをはじめとする山地、豊かな緑や水を育む気仙川注ぐ広田湾、なだらかな斜面や低地が広がっています。
市の総面積は231.94平方キロメートルで、市域は東西約23キロメートル、南北約21キロメートルに及び、その約7割を森林が占めています。
DEPARTURE
東京駅に集まった子どもたちは
親元を離れての旅行が初体験の子も多く、
初めて会う友達との生活に少し緊張ぎみの子も。
しかし出発して間もなく
周りの友達と話始め、
仙台駅に到着した際には
すっかり仲良くなっていました。
バスの中では先生たちが考えた
クイズや、食育に関する
ビンゴゲームで
盛り上がりました。
両親から遠く離れ、
岩手県陸前高田市に到着!
EXPERIENCE CONTENT
昼食(保護者からのお手紙)
陸前高田へ向かう途中、松島の絶景を眺めながら保護者からの手紙が添えられたお弁当を食べました。少しはにかみながら、嬉しそうに手紙を読んでいました。
市長表敬訪問
4日間お世話になる陸前高田の市長さんへご挨拶を兼ねて、市役所を訪問しました。バスの中で考えた質問をたくさんして、市長の様々な面を知ることが出来ました。
パジャマミーティング
宿泊先では先生から子供たちに「夢」の大切さを伝えるパジャマミーティングが行われました。今をときめく有名人たちが登場し、夢をもったきっかけや、実現のためにどのようなことをしたかなどを教えてくれました。またクイズ形式で、著名人の夢実現への軌跡を学びました。
東日本大震災津波伝承館見学
震災でたくさんの尊い命が失われた事を知り、自然といかに共存するか、命の大切さを学ぶ機会となりました。
震災復興祈念公園パークガイド
震災遺構を見学し、子どもたちが生まれる前に、陸前高田市でどんなことがあったのかを学びました。そして大切なことは「勇気をもって逃げること」だとガイドさんから教えてもらいました。
校長先生とのふれあい
ワタミが運営する「ワタミオーガニックランド」にて、「わたみ⾃然学校」渡邉美樹校⻑から命や夢の⼤切さについてお話がありました。
野菜収穫体験
ワタミオーガニックランドで、皆でハンバーガー作りを体験。昼食後は野菜収穫も体験しました。
キャンプファイヤー
夜は広場でキャンプファイヤー!先生たちが考えたゲームで、みんな超ハイテンションに!!その後、キャンプファイヤーには「夢の神様」が登場。子どもたちに夢を描くことの大切さを語りかけました。真剣な顔で聞いた子どもたちは、夜寝る前に、自分の夢について作文を書きました。夢の神様の言葉が響いたためか、みんながすらすら書いていました。
テント泊
オーガニックランドでは、みんなでテントで寝ました!ウキウキわくわくした中で、寝付くまでに時間がかかった子どももいました。
いかだ体験
みんなが楽しみにしていた、いかだの組み立て体験。協力の甲斐あってあっという間に海まで到着し、組み立ても難なくこなして、いざ出港!海辺でいっぱい遊びました。
作文発表
前の晩に書いた将来の夢についての作文を、一人ずつみんなの前で発表しました。思いの込められた夢を発表する姿はとても頼もしく、それぞれ個性が輝いていました。
すいか、花火を堪能
夜は旅館に移動。貸し切りです!ひぐらしの声が響く中、すいか割りをしたり、花火をしたり、夏の定番を思いっきり味わいました。
地域のボランティア団体のお手伝い
「高田松原を守る会」にご協力いただき、防潮堤となる松の木の生育を守るため、草刈り作業をしました。鎌を使ったことがない子どももいましたが、作業後は見違えるほどきれいになりました。
たまご村にて昼⾷・かき氷を堪能
震災後の厳しい現実をわくわくする未来へ変えるために⽴ち上げられた「たまご村」にて昼⾷。たまご村村⻑の「特製かき氷」で再びハイテンションに!!
報告会
東京に帰ってからは4日間で一番印象に残った出来事や感じたこと考えたことを、イラストを交えて班ごとにまとめ、大勢の保護者や運営スタッフの前で発表をしました。久々の再会、成長した子どもたちの姿に、目を細める保護者様の姿がありました。
STAFF VOICE
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VOICE
最初は出来なかったことも皆で協力して出来るようになり、日々の子どもたちの成長をみることが出来ました。また作文の発表では、子どもたちは緊張や心配をしていましたが、いざ発表すると一人ひとりが夢を持ちながら純粋に発表していました。たくさんの感動とたくさんのことを学んだ4日間でした。
森田方也(宅食 兵庫尼崎営業所)
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VOICE
4日間を通して、子どもたちが多くのことを吸収して、逞しく成長していく姿に心から感動しました。初めはお互いに緊張していて不安な気持ちもあったと思いますが、日々過ごす中で絆が生まれ、子どもたちも先生も全力で向き合うことができました。帰る頃には、「自然学校終わりたくない!」という子どもたちの声が聞こえてきて、こんなに嬉しい言葉はないなと思いました。関わっていただいた全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。
吉野麻玲(人事総務部 人事企画課)
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VOICE
東京駅での集合では先生も子どもたちも緊張での出発でしたが、新幹線での自己紹介や役割分担が終えてすぐにしりとりが始まり、気が付けばみんなが完全に打ち解けて子どもたち同士も仲良くなっていました。4日間でどの班にもどの子にもそれぞれドラマがありました。成長過程や夢の作文に向かう真剣な姿、初めての自然に触れ合うピュアな笑顔、知らない子と仲良くなる瞬間。様々なドラマを特等席で見る事ができる先生は今まで生きてきた中で最高な瞬間でした。参加させてくださり、本当にありがとうございました。
岩本巧(外食 TGITEX商品・システム課)