昨年同様、今年も岩手県陸前高田市で3泊4日の「わたみ自然学校」を開催致しました。例年以上にたくさんの応募をいただき、小学校4年生〜6年生35名が参加しました。ご応募いただきました皆様、お子様を送りだしてくださった保護者の皆様に感謝申し上げます。
わたみ自然学校 スタッフ一同
岩手県陸前高田市(りくぜんたかたし)は、岩手県南東部にある、太平洋に面する市です。旧陸前国気仙郡に属し、隣接する同県大船渡市や宮城県気仙沼市とともに、三陸海岸のうち陸前海岸北部の中核を成す市です。
東日本大震災による津波で大きな被害を受け、復興や内陸への市役所移転など将来に備えた防災・減災に取り組んでおられ、また、北上山地の南端部に位置し、氷上山などをはじめとする山地、豊かな緑や水を育む気仙川注ぐ広田湾、なだらかな斜面や低地が広がっています。
市の総面積は231.94平方キロメートルで、市域は東西約23キロメートル、南北約21キロメートルに及び、その約7割を森林が占めています。
自然との触れ合いを通じて、命や夢の大切さを学ぶ「わたみ自然学校」が2023年8月4日〜7日の4日間にわたり開かれ、ワタミが運営するオーガニックランドの見学や三陸の海でのいかだ体験など多彩なプログラムが行われました。
小学4〜6年生の35人が参加し、ワタミグループの社員6人が先生として引率しました。
*ワタミオーガニックランドでは、SDGsを体験しながら楽しく学べます。
DEPARTURE
東京駅に集まった子どもたちは
親元を離れての旅行が初体験の子も多く、
初めて会う友達との生活に少し緊張ぎみの子も。
しかし出発して間もなく
周りの友達と話始め、
仙台駅に到着した際には
すっかり仲良くなっていました。
バスの中で、先生から自分の班の
メンバーを紹介してもらいました。
また、クイズ形式で「いただきます」
「ごちそうさま」の大切さや
命をいただく食べものへの感謝を
学びました。
両親から遠く離れ、
岩手県陸前高田市に到着!
EXPERIENCE CONTENT
昼食(両親からのお手紙)
陸前高田に到着後は、ご両親からの手紙が添えられたお弁当を食べました。普段両親からの手紙を読む機会は少ない子どもたち。少しはにかみながら、嬉しそうに手紙を読んでいました。
校長先生あいさつ
ワタミが運営する「ワタミオーガニックランド」にて、「わたみ自然学校」渡邉美樹校長から命や夢の大切さを聞き、一緒に写真撮影をしました。
音楽堂オープニングセレモニー
ワタミオーガニックランドの音楽堂、完成記念式典&コンサートに参加しました。地元の小学生による気仙太鼓の演奏や、キレキレのダンスを見学。陸前高田のゆめ大使「たかたのゆめちゃん」も駆けつけ、大盛況!最後はみんなで餅まきにも参加しました。
パジャマミーティング
宿泊先では先生から子供たちに「夢」の大切さを伝えるパジャマミーティングを行いました。夢を叶えるスペシャリスト「ガネーシャ」という神様が登場!夢の叶え方のコツを子供たちに伝えました。世界的に有名なあの偉人もこの偉人も、実はガネーシャの教えを聞いて、夢を叶えていたとか…!?先生も子供たちのために何ヶ月も練習した甲斐があったかな。
東日本大震災津波伝承館見学
震災でたくさんの尊い命が失われた事を知り、自然といかに共存するか、命の大切さを学ぶ機会となりました。天候にも恵まれきれいな青空と共に、奇跡の一本松も真下から見学しました。
野菜収穫体験
ワタミオーガニックランドで、皆でハンバーガー作りを体験。昼食後は野菜収穫も体験しました。たくさん取れた中から自慢の野菜を一つ掲げて集合写真を撮りました。
野外炊事(カレー)
宿舎では、みんなでカレーづくり。班で、かまど係・ご飯係・カレー係に分かれ、全員で協力して完成させました。食べ終わってからの片付けまで、しっかり出来ました。
キャンプファイヤー
カレーの後はキャンプファイヤー!みんなで燃え盛る炎を見ながら、定番のマイムマイムやジェンガを踊りました。キャンプファイヤーには「夢の神様」が登場!子どもたちに夢を描くことの大事さを語りかけました。真剣な顔で聞く子どもたち。この日は夜寝る前に、自分の夢について作文を書きました。夢の神様の言葉が響いたのか、みんなすらすら記入していました。
いかだ体験
昨年大好評だった、いかだの組み立て体験を今年も実施しました。灼熱の中、なんとか完成させたいかだに乗って、いざ出港!
作文発表
前の晩に書いたそれぞれの将来の夢についての作文を、みんなの前で発表し合いました。それぞれの思いの込められた個性あふれる夢を発表する姿はとても頼もしく、大人たちが涙を流す場面もありました。
BBQ、すいか、花火を堪能
夜はオーガニックランドに移動し、BBQをしました。岩手県産のお肉、オーガニックランドで採れたお野菜、陸前高田で採れたワカメのスープなど地元食材を堪能。
その後は、すいかを食べたり、花火をしたり、夏の定番をまるごと味わいました。
星空体験
夕食後は星空を見学。さっきまで曇りだった空が直前で晴れる奇跡。いわて星団連合代表理事の吉田偉峰さんからのレクチャーを受け、満天の星空を見学できました。
地元のお祭り
毎年8月7日に陸前高田で開催される「うごく七夕祭り」に参加しました。3つの組に分かれて、汗だくになりながら一生懸命大きな山車を引いたり、祭囃子を演奏したりしました。4年ぶりの制限なしの開催ということもあって、町全体が大盛り上がりでした!
流しそうめん
最後の昼食は、オーガニックランドで流しそうめんを食べました。猛暑の中で山車を引いた後の冷たいそうめんは絶品でした。
報告会
東京に帰ってからは4日間の出来事や感じたこと考えたことを、イラストを交えて班ごとに模造紙などにまとめ、大勢の保護者の方や運営スタッフの前で発表をしました。久々の再会、成長した子どもたちの姿に、目を細める保護者の姿がありました。
STAFF VOICE
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VOICE
日に日に子供達は成長し、仲間意識が芽生えて思いやる気持ちや助け合う気持ち、そしてなにより友達を大切にする気持ちを持てるようになりました。「よーい、よいっ!」と重たい山車を引ききった小さな力の集まりは大きな達成感となりました。子供達の成長に感動し、子供達から沢山の事を学んだ四日間でした。
服部 みさ(兵庫加東営業所)
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VOICE
初めは緊張気味でスタートしましたが、あっという間に各班チームワークができ、子ども達主体の自然学校になりました。たったの4日間でしたが、家族のように大切な仲間に出会い、全員で協力しないとなし得ないイベントの数々に全力でぶつかってくれました。夢の作文発表では、子ども達のまっすぐな思いに感動しました。そんな彼らの人生の1ページに触れ合えたこと、先生として参加させていただけたことに感謝しかありません。一生の思い出となりました。
押 由理(宅食法人自治体営業推進課)
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VOICE
3泊4日の中で、子ども達の成長は勿論ですが、共に過ごす中で私自身も成長させてもらいました。津波伝承館で命を学び、オーガニックランドでは自然を体感し、いかだ作りやカレー作りではお友達と協力して作る事の大切さを学ぶ事ができました。たくさんの勇気と元気をもらい本当に忘れられない夏の思い出ができました。
滝井 昂大郎(居酒屋営業3部 部長)